江戸の粋、「孝行糖」にみる落語の寛容さ

RT「他者の容姿を嘲るという小学生の教室と同レベルの笑いを大人たちがTVで繰り広げている異常さ。」 ツイッターを閲覧していて、「あ、私と同意見だ」と思ったので上げてみた。

私がお笑いが嫌いで、落語が好きなのも同じ意見、お笑いが、他者を貶めるだけの話に偏りがちなのに対して、落語は、純粋に話芸、他者を簡単に貶めたり、容姿の悪口だけで終わらない、品が良いというか、お洒落に感じる、昔の粋を表現している印象。

今日も落語で三遊亭金馬さんの「孝行糖」を聴いたが、少しドキッとした、お殿様から、母親に良く孝行すると評判の息子が、ご褒美にお金を貰う、唯使うだけではなく、そのお金を元手にして商売を始める事になった息子、何と!その息子は知的障害がある青年らしいのだ、最初「あれ?障害者を笑い者にするお話なのかな…」と、昔は黒人差別や身体障害者への差別も公然とされていたらしいので、その流れかな?とドキドキしながら聴いていた、良く聴いていたら、どうやら違うらしい、息子が仕事に懸命に打ち込み、結構うまく商売するお話だった、障害者にも寛容な江戸の町が活写されていて、ほっと安堵した、「世の中で使えない人間はいないそうで、使う人間が悪いわけで…」

豆腐屋、床屋、号外屋、心太屋、様々な商売人、勿論障害のある人もいるわけで、当然社会参加をする、落語の人間観察の表現の幅の広さ、奥行きというか温かみを感じた。

 

youtu.be